森永乳業株式会社 様
導入事例

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相手の文化を理解、尊重し協働するコミュニケーション力を育成 

森永乳業株式会社

社名:森永乳業株式会社 様
業種:食品
カテゴリー・利用目的:自己啓発
導入コース:実践英文ビジネスライティング 
実施期間:2021年1月、2022年1月
人数:2021年19人、2022年62人

森永乳業株式会社

森永乳業株式会社 様

1917年に日本煉乳株式会社として創業した森永乳業株式会社は、「乳で培った技術を活かし 私たちならではの商品をお届けすることで 健康で幸せな生活に貢献し豊かな社会をつくる」という経営理念のもと、国内外での事業を展開しています。 

海外にグループ会社や提携ブランドを持つ同社は、森永乳業グループの10年ビジョンの一つとして、2029年3月期までに海外売上比率を2019年現在の3倍の15%以上にするために、事業の拡大と組織体制の強化、EU、北米、中国、東南アジアを拠点としたビジネスの拡大に力を入れています。

導入前の課題

ビジネススキルに直結した英語研修で、社員の工数削減を

当社では、文化の違う国に商品を取り入れてもらうために、相手の文化を理解し、尊重しながら、協働できるコミュニケーション力をもった人財を育成しています。 具体的なスキルとしては、自ら考えて行動できるマインドセット、異文化理解力、コミュニケーション力、語学力です。そのため「グローバル人財育成プログラム」の一環として、シンガポールで研修プログラムを実施していました。実際に海外に出て、言いたいことを英語で伝えられないもどかしさを感じてもらうことで、社員自ら「語学力を磨こう」というモチベーションにつなげたり、逆に完璧な英語でなくてもジェスチャーを交えたり、知っている単語をつなげて話すだけでも「案外通じる」という自信に繋げたいという狙いがありました。(現在は新型コロナウイルス感染症の影響で中止)。 

ただ、研修内容としては、英会話に主軸を置くよりもプレゼンテーションや交渉といったよりビジネススキルに直結した内容の充実も必要であると思っていました。

また、海外事業の展開が進むに連れ、英語の文書を作成する、英文メールを書くという機会が会社全体として増えてきた状況の中で、「英語の文章が書けない」「なかなか伝わらない」という苦労の声も聞こえてきていました。ハイコンテクストの日本語とローコンテクストの英語ではコミュニケーション形式が異なるため、海外の相手に伝わる英語文章を書くことに工数がかかっていることを課題に感じていました。 

導入の経緯&決め手

すぐに実務で使える実践的な学習内容が決め手

当社の社員は、市街地でオフィス勤務をしている者もいれば、郊外の工場で夜勤を含む勤務をしている者もおり、勤務の時間帯、場所、環境は様々です。そのため決められた時間、決められた場所で行われる研修を多くの社員に受けてもらうのは難しいと感じ、オンラインで好きな時間に受けられるeラーニングを選びました。 

2021年にリアリーイングリッシュのビジネスライティングに特化した「実践英文ビジネスライティング」コースを導入し、今年で導入2年目を迎えます。継続を決めた理由は、学ぶ内容がすぐに実務で使えるほど実践的で役立つものだったからです。最初は英文テキストのブロックの並び替えなど取り組みやすいものから始まり、クレーム対応、荷物の遅延を伝える、など本格的なビジネステーマに沿って学んでいきます。実際に日常のビジネスシーンで起こりそうなテーマがたくさん用意されているのがとても魅力に感じました。また、ネイティブ講師に直接文章を添削、フィードバックしてもらえる機会はめったにないと思い、これも魅力に感じた点です

ご活用方法

社員が自分のキャリアを切り開くきっかけに

導入した最初の年は、業務で英語を使用している入社3年目以上の社員に対象者を絞って公募し、実施しましたが、2年目からは特に条件は設けずに受講者を募集しました。というのも、当社の若手社員の中には入社前から海外事業への興味関心が高い人がたくさんいます。せっかく若手社員が持っている「海外事業に関わりたい」という意欲をアピールするチャンスや、スキルを磨く機会を設けたかったのです。英語力や入社年数の条件をほとんど設けずに受講者を募集したところ、初年度の3倍以上の社員から応募がありました。 

また、若手向けの階層別研修が終わったタイミングでメールを送付して、「自分のキャリアは自分で考えていくように」というメッセージを贈りつつ、英文ライティングの研修の案内を添えたことも、ワッと応募が殺到した要因になったようです。 

導入後の成果

「次の日から役立てた」、文章作成の工数削減も

実際に英語を日常的に使用している社員からも「次の日の仕事からすぐに活用できた」と報告が来るなど、受講者からは役立ったという声が寄せられました。ビジネスシーンに基づいた学習のおかげで応用して使うことができているようです。何より、当初の課題だったビジネス文章作成の工数が減ったという声が嬉しくも寄せられています。 

受講した社員の中には留学経験があるような語学力の高い社員もいましたが、「自分の英語がカジュアル過ぎていたことを自覚した」「ビジネスに適したフォーマルな英文の書き方がわかった」と、気づきを得ていました。海外事業に携わるには単に英語が喋れるだけでなく、ビジネスで必要な「相手が動いてくれるように伝えるスキル」も磨く必要があります。受講を通してビジネススキル上の課題に気づく機会にしてほしいという当初からあった狙いも叶った形です。

他には、日頃の業務では限られた領域の英語しか使わなかったけれど、ホテルのクレーム対応などの課題に取り組むことで、リアリーイングリッシュでの学習が疑似体験となり、使える英語の幅が広がったという声もありました。 

今後の展望

英語で学びながら、日本語にも還元できるようなビジネススキルを強化したい

「食」という現地化が難しい商品を海外へ展開するには、世界の国や、現地の人、ビジネスの相手に対して「当社でできる貢献は何か」「本当に求められているものは何か」を考え、それを伝えることが必要不可欠だと考えています。英語で伝えられれば完璧ですが、英語力が最重要ではありません。英語学習の機会は提供していますが、「語学力だけじゃないんだよ」ということは日頃から強く伝えています。そのため社員への研修としては、世界で通用するかたちを取りながら日本語でのビジネスでもよりレベルアップができるようなものを目指しています。「英語で学びながら、日本語にも還元できるようなビジネススキルの強化を行う」、これを継続していきたいと思っています。そうしていくことで、当社のグローバル事業推進に関わり、応援してくれる社員、そして日本も含め世界で活躍できるグローバル人財を増やしていきたいと思います。 

※インタビュー実施日:2022年3月18日
※掲載している内容はインタビュー当時のものであり、所属、職名、コース名等、現在の状況とは異なっている場合があります。

森永乳業株式会社

インタビュー:
森永乳業株式会社
コーポレート戦略本部人財部
浦川 香奈子 様

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