【人事部必見】管理職の英語力を上げる方法

【人事部必見】管理職の英語力を上げる方法

2020.01.29

昨今、「社内公用語を英語にする」という目標を掲げて英語力強化に取り組んでいたり、すでに実施したりしている国内企業も多くあります。グローバル化が当たり前となり、社内におけるグローバル人材育成が急務となる中、最も期待がかかるのが管理職です。しかし同時に、最も多忙な毎日を送っているのも管理職。その英語力をどう上げるかということは、多くの人事担当者がお悩みのことでしょう。

そこで今回は、管理職の英語力を効率的に上げる方法をご紹介します。

1.忙しい管理職に英語力を身につけさせるためには?

グローバル化が進む中、全社員に対して英語力アップのための社内研修を実施している企業は多く存在します。そのような中、グローバルなビジネスにおいて最も重要な役割を担う管理職が、日々の業務に追われ、なかなか英語学習に取り組む余裕を持てず、英語力が伸びない、という悩みを抱えている企業も少なくありません。

時間が限られている管理職に対して、英語学習の習慣を付けさせるためには、どのようなことをすべきなのか、事例を踏まえて解説します。

2.サトーホールディングス社の管理職への英語研修導入事例

サトーホールディングスは、ハンドラベラーなどのハードウェア製品の開発・製造を行う、東京都目黒区に本社を置く企業です。リアリーイングリッシュのeラーニングを導入し、管理職の英語力アップの成果を挙げた事例をご紹介します。

●導入背景
海外事業を伸ばしていくため、2020年に英語を社内公用語とすることを目標に掲げていた同社は、国内全社員約1,900名に対して、3年かけて、英語力の把握と英語学習の風土を醸成しました。その中で特に、今後チームをリードし、グローバルプロジェクトを進めていく立場である管理職の英語力を上げる必要があることが分かりました。

●導入した英語研修の選定理由
導入したリアリーイングリッシュのeラーニングは、主に次のポイントで選ばれました。

・スキマ時間を効率的に活用して研修できる
・初級者でも学びやすい教材である

管理職は多忙であることから、通勤中やスキマ時間など、限られた時間で学習できるeラーニングは適していました。また初級者でも不自由なく学習できる日本語の解説や説明文のついた教材であることも決め手となりました。脱落者を出さないためにも、“ビギナーフレンドリー”な英語研修が重要視されたのです。

●英語研修の実施方法
英語研修では、管理職に通勤中やスキマ時間など、好きな時間に研修を受けてもらうように促すと同時に、「学習プロセス」を評価対象にすることで、さらなる成果を上げました。

つまり、点数などの結果ではなく、「しっかり学習に取り組む社員を評価する仕組み」を導入したのです。中には、業務が多忙にもかかわらず、6か月間で230時間以上学習した社員も出てくるほど、学習意欲を上げる効果が出ました。

●導入後の成果
結果的に、過去2年間は修了率99%となり、参加者の80%がスコアアップ。受講開始時にCASEC400点後半だったところ、一回の研修で571点をクリアする人も出てきました。(CASEC 571 = TOEIC(R)500 程度)
また、研修終了後、自己負担であっても同研修を受け続けたいと希望する社員もおり、英語のアクティブラーナーが増えているという効果も出ています。

〉サトーホールディングスの導入事例 詳細はこちら

3.まとめ

海外事業におけるビジネスの中心的存在となる管理職へ英語力は、早急に高めていく必要があります。多忙を極める管理職が意欲的に英語学習に取り組むための、英語研修選びのポイントは、スキマ時間を効率的に活用して研修できるeラーニングを用いること、そしてビギナーフレンドリーであること、また学習意欲を高めるサポートにあるといえそうです。