働き方改革で変わる英語研修のあり方

働き方改革で変わる英語研修のあり方

2019.06.07

従業員のスキルアップは、「働き方改革」が進められ、時短とスピードが求められている中で、生産性向上のために必要不可欠な事項の一つになっています。そのような中で、「英語」スキルにフォーカスしてみると、改めて研修の在り方について考える必要が出てきています。

今回は、テレワークや副業・兼業など、時間と場所を選ばない多様な働き方に最適な英語研修の方法や、その方法により、英語学習で高い成果を上げた事例をご紹介します。

1. 働き方改革で社員教育はどう変わる?

従来、社員教育といえば、講師派遣型の研修が一般的でした。しかし数年前から社内で「働き方改革」が進められるようになり、リモートワークや在宅勤務などのテレワークや副業・兼業が推進され、「働き方」が社員一人一人にゆだねられるようになったことで、もはや、同時に特定の場所に集まって研修を実施する「集合型研修」は、現実的に難しくなってきています。

そのような状況に適した研修方法として、改めて注目されているのが「eラーニング」です。eラーニングとは、インターネットを利用した学習形態で、オンライン学習とほぼ同じ意味です。

eラーニングの一番のメリットは、受講者側がPCやスマートデバイスを利用して、場所を選ばず、自分のペースで、そして自分のレベルに合った内容を学習できることです。

また、人事担当者も社員の学習状況や履歴をリアルタイムで確認できる点も大きなメリットです。

通常のテキスト学習に加えて、音声や動画なども利用して効果的に学習できるほか、英語学習に関して言えば、読む、書くだけでなく、話す、聴くといった学習も可能になる点も注目されている理由です。

eラーニングであれば、社員一人一人の働き方に合った研修が可能になるのです。

2. 英語研修もオンライン研修で効果は出せる

英語研修などの語学研修は、単語や文法の記憶やリーディング、リスニングなど英語で情報を頭に入れる「インプット」の学習のみならず、ライティングやスピーキングなど、自ら持っている知識やスキルを運用し、発信する「アウトプット」が重要視されることから、eラーニングでは難しいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、そのアウトプットはさまざまな工夫で実現可能となる上に、「継続する仕組み」が備わっているサービスであれば、eラーニングは、その強みである「いつでもどこでも学習できる」を存分に発揮できる研修方法です。

英語のみならず、あらゆる語学の学習に共通して言えることですが、最も大事なのは「学習を継続する」仕組みです。

その仕組みさえ整っていれば、eラーニングのオンライン研修でも、英語学習の効果を発揮することができるのです。

例えばReallyenglishでは、動画・アニメーション・画像を見ながら楽しく学べたり、専任のバイリンガルコーチが受講生の学習を最後までサポートしています。さらには、受講生専用サイトでコーチや他の受講生とSNSで交流したりなど、様々な「継続できる仕組み」を用意しています。

3. オンライン学習で成果を上げた事例紹介

実際にオンラインの英語研修で成果を出した、ある大手電機メーカーにSEとして勤務する中牧 徹さんの事例から、「学習を継続する」仕組みがどのように効果を発揮したのか見ていきましょう。

中牧さんは、2017年11月~2018年4月に、TOEIC受験のための学習が効果的に行えるeラーニングコースを受講しました。
TOEICの点数が、

      220点(2017年11月)
      ↓
      505点(2018年1月)

と、約3カ月で285点アップという飛躍的な結果を出すことが出来た背景には、「継続学習」がありました。

中牧さんの学習方法のポイントは、

・平日は通勤中にスマホで学習
・休日は家で、午前中にパソコンで学習

といったように、「時間と場所とやり方を決めて学習する」ことを習慣付けたこと。こうして様々な時間、場所で学習できるのは、eラーニングだからこそ。中牧さん自身、「必ず毎日やる」という習慣づけを意識していたようです。

自己研鑽は孤独になりがちですが、中牧さんは受講中、サポートしてくれるバイリンガルコーチとのやりとりを月2~3回ほど行い、

・自分の学習状況を客観的に伝えてくれる
・「このページが勉強になるよ」などと教えてくれる

といったことが励みになっていたといいます。

大きな成果を出せたのは、こうしたeラーニングならではの特性を活かしつつ、コーチのサポートなども活用しながら、毎日の学習を継続した賜物でした。

4. まとめ

働き方改革が推進される中、英語研修の形も、一人一人の働き方に沿った形で学習できる「eラーニング」は、最も適した学習方法として、すでに多くの企業では注目され、取り入れられています。そのeラーニングの「いつでもどこでも学習できる」強みとともに、「学習を継続する」仕組みが、研修効果を上げるのに非常に重要です。